数日間のバイク旅では、全体の行程を早めに考え、走行日ごとに天気を別々に確認しましょう。旅の最終日にも、その日の出発時刻と更新された予報が必要です。自宅を出る前に立てた想定をそのまま使わないようにします。

役立つ天候計画は、景色を楽しむ周回ルートをどの日に走るか、どこで長めに休むか、状況が変わったらどの任意区間を省くか、といった選択肢を残します。走らない日を設けられる余地も必要です。

何日先の予報かに合わせて判断する

何を計画するかによって、必要な情報の細かさは変わります。英国気象庁の予報期間に関するガイドでは、先の予報ほど局地的な詳しい状況を予測しにくくなると説明しています。短期予報でも、すべてのにわか雨や霧の場所を正確に特定できるわけではありません。

何を確定するか決めるときは、この違いを意識しましょう。

  • かなり前に予約する段階: 季節的な天候、通常の道路の通行状況、変更しやすい宿泊施設を調べます。天候に左右されやすい見どころには代替案を残しましょう。
  • 出発までの数日間: 地域の予報と公式の警報を確認します。ルートの短縮、時間の変更、宿泊地の変更が必要になりそうな日を見つけましょう。
  • 各走行日の前夜: 食事などの長い休憩を含む現実的な時刻と、実際のルートを照らし合わせます。
  • 出発前: 予報、警報、道路情報を更新して確認し、計画を実行できるか判断します。

これらは計画を進める段階の提案であり、何日先なら予報がどれほど正確かを約束するものではありません。1週間先の雨のアイコンは、選択肢を残すきっかけにはなりますが、にわか雨が降る時刻を正確に指定するものとして扱うべきではありません。

走行日ごとに予報を確認する

旅行中でも分かる名前でルートを保存しましょう。「2日目 — 湖からホテル」の方が、「新しいルート」という名前のファイルがいくつもあるより確認しやすくなります。天候計画とあわせて、元のナビゲーション用ルートも残してください。

各日の出発地と出発時刻は、実際の予定に合わせて設定します。朝食、荷造り、給油、グループの集合を終える頃には、最初に書き留めた時刻より遅くなっているかもしれません。

長い休憩は明示的に扱いましょう。例えば12:00に昼食場所へ到着し、13:30に出発する予定なら、午後の区間はその場所を13:30に出る行程として計画します。昼食場所が経由地になっているというだけで、朝からの連続した計算に90分の休憩が含まれると考えてはいけません。

各区間についてMotoMeteoにGPXルートを取り込む方法(英語)を使うことも、アプリ内でルートを作成することもできます。取り込み後は地図を確認し、新たな走行の予定出発時刻を設定してください。過去の記録トラックのタイムスタンプは、今回のツーリングの日程ではありません。

アプリで計画できる期間より先の日程は、ルートの概要を残し、その日付が選べるようになってから再確認します。代わりに早い日付を選び、その天気を自分の旅の予報として扱わないでください。

実行できる代替案を用意する

役立つ代替案は、天候だけでなく実務的な問題も解決します。風を受けやすい区間や標高の高い区間には、同じ宿泊地域へ着ける別ルートを検討しましょう。そのルート自体の予報、通行可否、給油場所、所要時間も確認します。

判断する場所に到着する前に、方針を書き留めておきましょう。「午前の休憩で峠の通行状況と予報を確認し、適切でなければホテルへ直行するルートを選ぶ」という形です。何時間も走った後で「そのとき何とかしよう」と考えるより行動に移しやすくなります。

変更できない予定は、常に確認できるようにします。フェリーのチェックインやホテルの最終到着時刻があれば、出発を遅らせられる時間には限りがあります。待つことで後から急ぐことになるなら、ルートや予約の変更を検討しましょう。

低い場所を通る道路も短いルートも、必ず適切とは限りません。代替ルートについても公式情報を確認してください。欧州ではMeteoalarmが参加国の気象機関の警報をまとめています。地域の通行止めや規制については、道路管理者が情報源です。

3日間の計画例

同じ宿泊先に2泊し、行きと帰りの間に景色を楽しむ周回ツーリングを挟む旅を考えてみましょう。

  1. 1日目:拠点へ向かう。 往路のルートを出発時刻に合わせて確認します。任意の寄り道は別に扱い、旅全体を作り直さずに省けるようにします。
  2. 2日目:周辺のルートを選ぶ。 前夜と当日の朝に周回ルートを確認します。短い代替ルートと、拠点にとどまる選択肢を用意します。
  3. 3日目:帰宅する。 復路を新しい走行として計算します。荷造りと給油に必要な時間や、変更できない予定を見込みます。

この例は特定の予報を前提にしていません。利点は行程の組み方にあります。中日の計画を変更しても、宿泊先への到着や帰宅には支障が出ないようにできます。宿泊地を移していく旅でも、各宿泊地について同じ検討が必要です。

旅の組み方、書類、荷造りについては、初めての欧州バイクツーリングガイドをご覧ください。

毎日、短時間で天気を見直す

毎晩、翌日の行程で最も天候に左右されやすい区間と、そこへの到着予定時刻を確認します。雨の予報を前後の情報とあわせて読み、突風と視界を調べ、どのような状況ならルートを変更するか書き留めましょう。

出発前は、ルートが通行できること、その予報が引き続き自分の計画に適していること、休憩の余裕があることの三つを確認します。大きな立ち寄り先や出発時刻を変えたら、影響する区間を再計算してください。MotoMeteo PROの出発時刻比較は、予報を利用できる期間内で選択肢を比較するのに役立ちますが、遠い先の走行日の不確実性をなくすことはできません。

旅行中の変更は、安全に停車してから行います。現在の状況、公式の警報、無理なく走り続けられるかどうかが、行程を完遂することより優先です。計画を変える余地のあるツーリングなら、天気が当初の予定どおりにならなくても楽しみやすくなります。