遅く出れば雨を避けられることもあります。ただし、それで雨の区間に着く時刻が変わる場合です。同じ道と休憩でいくつかの出発時刻を比べ、気に入った候補が遅れた場合にも成り立つか確認しましょう。

自宅の予報だけで判断しないでください。下の例のように、1時間待つことで一つの雨を避けても、先の道で別の雨に当たることがあります。

実際に使える出発時刻から考える

その日の予定に合う時刻から考えましょう。いつ出発でき、いつまでに着く必要があり、どこで休憩しますか?急いだり、休憩を飛ばしたり、予約に遅れたりする候補は除きます。通常の雨への対策を考える前に、公式の警報と通行止め情報を確認してください。

雨が予想される区間を探し、到着予定時刻をメモしましょう。雨がいつ降り始め、強まり、やむ予報かを確認します。地図と1時間ごとの予報、または場所と時刻を合わせてくれるルート天気予報(英語ガイド)を使いましょう。

具体例:09:00、10:00、11:00のどれで出る?

これは休憩を含めて2時間半の架空のツーリングです。出発から1時間で丘に、1時間40分で谷に着きます。予報の例では丘で10:00–11:00ごろ、谷で11:15–12:15ごろに雨が降ります。自宅ではずっと雨が降りません。

出発時刻 丘に着く時刻 谷に着く時刻 目的地への到着
09:00 10:00:雨の時間帯 10:40:雨の時間帯より前 11:30
10:00 11:00:雨がやむ予想時刻の近く 11:40:雨の時間帯 12:30
11:00 12:00:雨の時間帯より後 12:40:雨の時間帯より後 13:30

11:00出発は、詳しく調べる価値がありそうです。10:00に出ると、丘の雨を避ける代わりに谷で雨に当たります。09:00なら早く目的地に着きますが、丘では雨の予報の時間帯を走ることになります。

次に、11:00出発でルートのほかの区間も確認しましょう。二つの地点で雨が降らないだけでは、その間の天気は分かりません。突風、視界、気温、帰り道も見てください。往路の雨が減っても、帰りに風が強まるなら割に合わないかもしれません。

雨がやむのが遅れたり、予定より遅れたりしたら?

この例で、二つの条件を変えてみましょう。

  1. 雨がやむのが遅れる。 雨の時刻を30分後ろにずらします。谷では12:45まで雨が続き、12:40に着いてから5分間は雨が残ることになります。
  2. 到着が遅れる。 給油待ち、渋滞、長めの休憩を考慮して、再確認します。別の場所で後から降る雨に当たったり、帰りが暗くなったりするかもしれません。

この30分はあくまで例で、予報の精度を示す数字でも、確実な余裕でもありません。計画が、何もかも予定どおりに進むことに依存していないかを見るためのものです。依存しているなら、もっと余裕のある時間帯、別のルート、別の日を考えましょう。予定に合わせようとして速度を上げないでください。

長い休憩の後は、次の区間をその出発時刻で確認しましょう。昼食場所を立ち寄り先に追加しても、どれくらい滞在するかはアプリに伝わりません。MotoMeteo PROは指定した時間帯の出発時刻を比較できますが、決める前には詳細の確認が必要です。

降水確率だけで判断しない

米国国立気象局は、降水確率を一定の期間にある場所で観測可能な降水が起きる可能性と説明しています。40%の確率は、ツーリングの40%を雨の中で過ごすという意味ではありません。

雨の量や強さ、予報の対象期間、その前後の時間帯も見ましょう。次のアイコンが雲だからといって、11:00に雨がやむとは限りません。降水確率ガイドで、数字から何が分かるかを説明しています。

雨の前後の道路も考える

雨がやんでも、道路はぬれたままのことがあります。英国のHighway Codeは、ぬれた道路ではタイヤのグリップが落ち、雨や水しぶきで視界が悪くなると説明しています。雨が過ぎた後も、道路の状態を確認しましょう。

雨の切れ間を待つだけでは足りないとき

予報に短い切れ間があっても、雷雨、洪水、路面に凍り付く雨の中を走る理由にはなりません。公式の警報と道路情報に従い、必要なら延期や中止をしましょう。自分の経験、装備、予定に合う出発時刻がなければ、バイクを家に置いていく選択もあります。

出発直前に確認し直す

出発の少し前に、警報、現在の状況、最新のルート予報を確認してください。選んだ時刻に雨がなさそうでも、雨具は取り出しやすくしておきましょう。

天気が予想より悪ければ、計画を変えましょう。アプリを見たり別のルートを選んだりする前に、安全に停車してください。出発前に帰り道をその出発時刻で確認しておきましょう。

ほかの天気の確認ポイントは、バイクのルート天気ガイドをご覧ください。