友人とのバイクツーリングは、全員が計画を知り、仲間と走り続けるために追いかけなくて済むと、うまくいきます。どんな一日にするか話し、参加する人に合うペースを選び、交通で離れたらどこで会うか決めましょう。一日中すべてのバイクが見えていなくても、よいツーリングは共有できます。

難しいのは、自分の希望を口にすることかもしれません。ある人の気楽な日曜の周回が、別の人にはこれまでで最長の走行になることもあります。慣れた道では自信のある友人も、同乗者、新しいバイク、濡れたカーブが加わると、余裕が減るかもしれません。エンジンをかける前に話し、途中で答えを変えられるようにしておきます。

どんな一日にしたいか話す

目的地だけでなく、一日の内容を伝えましょう。好きな道を楽しむのか、カフェでおしゃべりするのか、今夜の宿へ距離を進めるのか。狭い道、砂利道、混む町、止まりやすい場所のない長い区間があれば、それも話します。昼食に行くと言った人が、その全部に同意したとは限りません。

数人の友人なら、話は簡単で構いません。ルート、最初の休憩、だいたいどのくらい走るつもりか、省略できる区間を伝えます。経験や好みは、理由を弁明させずに尋ねましょう。「今日はその道を避けたい」で、計画を変えるには十分です。

Motorcycle Safety Foundationのグループ走行ガイドは、出発前にルート、給油と休憩、連絡方法を話し合うよう勧めています。また、グループの必要を理解した経験あるライダーを前後に置くよう案内しています。進んでその役を引き受ける人を選びましょう。道をよく知っていることは、先導の一部にすぎません。

初めて一緒に走るなら、早い段階で気軽に止まれる行き先から始めます。駐車場で全員が「そのルートで大丈夫」と約束するより、最初の区間を走ったあとの会話から分かることがあります。

実際に楽しめるペースを選ぶ

「自分のペースで走って」と言うなら、実際の約束が必要です。ゆっくり走る人を急がせず、からかわず、行き先が分からないままにしないこと。先頭は、道路状況と制限を守りながら、全員が無理なく走れるペースで進む意思がある人にします。間隔を広く取りたい人の後ろを走る側も、その希望を尊重します。

MSFのMotorcycle Operator Manual、36〜39ページは、最も経験の少ない人を基準に計画し、ペースを調整するよう勧めています。必要なら、ペースの違う二組に分かれる提案もあります。友人同士なら、休憩中に「一部は長い周回へ、ほかは昼食へ直行」と相談する方法もあります。一人より誰かと走りたい人には、一緒に行きたい仲間が付く形にしましょう。

走り出す前に、分かれ方をはっきりさせます。全員が、自分のルート、同行する人、再集合場所を把握していること。どちらも選ぶ価値のある案として伝え、それぞれが選んだほうに納得しているか確認します。

余裕がなくなっている側なら、前との間隔を目標にせず、そのまま開けましょう。次に適切に停車したとき、もう少しゆっくり、または楽なルートで走りたいと伝えます。速めのペースを楽しみたい側なら、速度を落として一緒に走るか、別の走行を相談するか決めましょう。何度も先へ消えて、いら立ちながら待っていても、好みの違いは解決しません。

全員にルートと次の休憩場所を伝える

出発前に、目的地と各集合場所に加えて、実際のルートを送ります。ルートファイルは便利ですが、名前と住所も添えましょう。湖が二つ、カフェが三つあれば、「湖のそばのカフェ」では困ります。

全員が自分の機器で、次の休憩場所を見つけられるか確かめます。ナビアプリが違う道を提案するなら、停車中に整理しましょう。特定のルートを一緒に走るのか、同じ目的地で会うのかも決めます。この二つは違う約束です。ナビの予備計画ガイドでは、スマートフォンや通信が使えないときにも役立つ道順と連絡先を残す方法を紹介しています。

休憩を求める方法を決め、使う合図や言葉を全員が理解しているか確かめます。停止のお願いは、安全に入れる適切な場所を探すという意味です。インカムは役立ちますが、聞こえない人にも成立する計画にします。IAM RoadSmart New Zealandの仲間との走行ガイドも、通信範囲を外れることがあると指摘し、連絡先と再集合場所を前もって共有するよう勧めています。

ルート変更は、全員へ新しい計画を伝えられる休憩で行います。二人だけでインカム越しに別のカフェへ行くと決めると、残りの人は元の道順を進み続けるかもしれません。

交通の中では自分で判断する

先頭にとっての青信号は、自分が着くときも青だという約束ではありません。交差点の隙間、車線変更、追い越しも同じです。その瞬間に自分が見えるものと、自分にとって合法な行動を判断します。MSFのマニュアルの追い越し指針は、前の人が追い越しを終えても、次の人にとってまだ安全だと確認できたわけではないと明示しています。

機会がなくなったなら、仲間を先へ行かせ、決めた集合方法に従います。友人のテールランプを見失わないために、変わりかけの信号を急いで通り、車の横を無理に抜け、カーブの走行線をまねないでください。自分で判断できない動きを、仲間がインカムで許可することはできません。

見通し、反応、自分の位置選びに必要な余裕を残します。MSFのグループ走行ガイドは、別のバイクの真横に並んで走らないよう勧め、道や視界に応じて間隔を増やすよう案内しています。隊列をきれいに見せるために誰かへ詰め寄らず、ほかの道路利用者が間に入ったことを、隙間を閉じて解決すべき問題と考えないことです。

きちんと停車できる場所で集まる

安全かつ合法に出入りでき、台数分の駐車場所があるところを選びます。特定のカフェの駐車場、サービスエリアなど、全員が特定できる適切な場所です。入口と、上下線が分かれた道ならどちら側から入るかも確認します。「ラウンドアバウトのすぐ先」では、待てる場所があることまで分かりません。

出発前に、よくある三つの場合の行動を決めます。

  • 交通でグループが分かれたら。自分のペースで、決めた休憩場所へ進みます。前の人はそこで待ち、路肩に集まったり交差点をふさいだりしません。
  • 曲がる場所を通り過ぎたら。周囲が予測できる動きで進み、安全かつ合法に止まってルートを確認できる場所を探します。急に曲がったり追いかけたりしなくても、道は修正できます。
  • 誰かが到着しなかったら。待つ人は集合場所にとどまり、あらかじめ決めた一人が連絡を試みます。いつ連絡を取るかも事前に決め、通話やメッセージは安全に駐車してからにします。

集合場所が閉まっていたり入れなかったりした場合の代案も決めます。近くの代わりの場所を名前で示すほうが、各自が違う場所を思いついて待つより分かりやすくなります。次の場所へ行けない場合や、誰とも連絡が取れない場合は、適切なところへ移って助けを手配しましょう。計画を守るためだけに走り続けないことです。

離れたときのMSFの助言は明快です。再集合の手順を決め、追いつくために自分の能力を超えたり法律を破ったりしないこと。けがや緊急事態が疑われる理由があれば、すぐ適切な支援を求めます。普段の集合手順を、緊急通報を遅らせる理由にはしません。

全員に合う休憩と給油を考える

休憩場所を選ぶ前に、航続距離を尋ねます。最初に給油が必要になるバイクに合わせ、迂回や給油機が使えない場合の余裕を残します。集合前に給油を済ませておけば最初の区間が楽ですが、すぐ必要な人がいれば、そこを最初の立ち寄り先にします。

人が休みたい理由もさまざまです。同乗者が早めに体を伸ばしたい、誰かが冷えている、慣れないバイクで走る人が長めに休みたいこともあります。停車中にそれを話しましょう。同乗者との旅行計画の記事は、一台に乗る二人に合う一日の選び方を扱っています。

最後に着いた人にも、バイクを降りて休む時間を取ります。先着した人がコーヒーを飲み終えていても、全員が出発できるわけではありません。昼食の予約や午後のルートに余裕を持たせ、休憩するか、全体を遅らせるかという二択を誰にも迫らないようにしましょう。

天気が変わったら、それぞれがこのあとどうしたいか相談します。多数が続行に賛成しても、全員に合う条件になるわけではありません。午後の長いルートを決める前に、往路と同じように帰り道も確認しましょう。

予定を変えやすくしておく

最初のコーヒー休憩で、一人が「ずっと追いつこうとしている感じ。午後はもう少し楽に走りたい」と言ったとします。架空の会話ですが、こんな話が出たときに備えておくと役立ちます。

返事は具体的なほうが助けになります。「一緒にまっすぐ昼食へ行こう。追加の周回は別の日にしようか」。分かれることを選ぶなら、誰かが出発する前に別々のルートと集合場所を決め、一緒に走る人が欲しいか確認します。「慣れれば大丈夫」では、余裕のない人の問題は何も変わりません。

誰でも、短縮や帰宅を選べるようにしましょう。停車中に仲間へ伝え、誰かが確かに理解したことを確認します。待ったり探したりさせずに済みます。IAM RoadSmartのガイドも、早めに離脱する際の連絡を求めています。疲れや体調不良で走れないなら、帰路を自動的な解決策にせず、適切な休息や支援を手配しましょう。

走り出す前に、次の区間がまだ自分に合うか、一人ずつ確かめます。何年も一緒に走っている仲間でも、その短い会話には価値があります。