楽しいバイクの日帰りルートは、その日にしたいことをいくつか選ぶところから始まります。気になっていた道、気持ちのよい場所での昼食、立ち止まって眺めたい景色などです。それらを好きな道でつなぎ、走行、休憩、帰宅までが使える時間に収まるか確かめましょう。
地図の空白を全部埋める必要はありません。気に入った道を走り、ゆっくり昼食を取れれば、それだけで十分な一日になることもあります。
出かけたい理由から始める
行き先を一つか二つ選び、一日の軸にします。村のカフェと湖畔の展望場所は、同じ地域にあれば組み合わせやすいでしょう。別方向にある有名な道を三つ入れると、楽しみたい区間の間を移動する時間ばかり増えるかもしれません。
ルート全体の中心に据える前に、目的地を調べます。カフェはその日営業しているか、到着する時間に昼食を出しているか。近くに駐車でき、駐車場から展望場所まではどのくらいあるでしょうか。時間を残し、ライディング装備でも無理なく歩けるなら、短い散歩もツーリングのよい楽しみになります。
一番大切な立ち寄り先を決めます。友人との昼食が目的なら、その時間を中心に走行を組みます。道そのものが楽しみなら、昼食に自由を残しましょう。どの寄り道なら、気持ちよく次の週末へ回せるか分かっていると楽です。
自分が楽しく走れる道を選ぶ
最近楽しく走った道を思い出してください。先まで見渡せるゆったりした道、山あいの細かいカーブ、静かな小道、のんびりした海沿いでしょうか。一緒に走る人に合う道も含め、そこから考えます。
最も曲がりくねった設定が、自動的に一番好きなルートになるわけではありません。たとえばKurvigerのExtra curvyの説明では、遠回りが長くなっても、しばしば小さな田舎道など、より曲がりくねった道を優先するとしています。望みどおりの場合もありますが、大きく流れるようなカーブを思い描いていたのに、ゆっくり進む細道が増えることもあります。
まず控えめな設定を試し、こだわりたい区間を整えましょう。舗装路を使いたい、極端に狭い道を避けたいなら、プランナーの該当設定を使い、結果を確認します。選択肢があるからと回避条件を全部選ばないこと。Kurvigerも、回避を増やしすぎると意図しないルートや長い遠回りになると注意しています。
役立つ区間では、素直に進める道を使います。短い高速道路や幹線道路で見慣れた郊外を抜ければ、田園地帯に使う時間を残せます。Kurvigerの高速道路とカーブの多い区間を組み合わせるガイドは、ルートの一部だけ設定を変える方法を説明しています。ほかのプランナーでは同じ機能を探すか、移動区間と景色を楽しむ区間を分けて計画しましょう。
無理に周回ルートにする必要もありません。特に行きたいわけでもない場所を長く迂回するくらいなら、気に入った道を戻るのもよい選択です。
知らない道を詳しく確かめる
そのルートを選んだ理由になる区間と、予想外に細い、あるいは遠回りに見える箇所を拡大します。道路の分類と、利用できる路面情報を見ましょう。画像があれば、狭い道、未舗装の進入路、駐車場入口を見つける手がかりになります。ただし撮影日を確認し、今日の状態を示す情報とは扱わないでください。
展望場所やカフェへ向かう最後の数キロは、特によく見ます。主なルートが舗装されていても、最後の進入路だけ砂利かもしれません。湖のそばのピンが、バイクで入れる場所ではなく遊歩道に立っていることもあります。
通行制限、閉鎖、工事は、その道路を管理する機関や事業者に確認します。小さな道も情報の対象になっているか確かめましょう。たとえばイングランドのNational Highwaysが管理するのは高速道路と一部のA道路で、地域の道路については該当する地方自治体へ案内しています。高速道路の地図に問題がなくても、田舎の寄り道が通れるとは限りません。
知らない近道の路面や通行可否が不明のままなら、確認できる道を使います。出発直前にも案内を見直し、当日は現地の標識に従いましょう。
使える一日に収める
出発できる時刻と、帰宅したい時刻から始めます。プランナーの推定走行時間を見て、実際にしたい休憩の時間を足しましょう。コーヒー、給油、昼食、写真、散歩も、一日の中に入ります。
よいルートにするための、一律の日帰り距離目標はありません。同じ距離でも、集落や細かいカーブを通ると、直通の幹線道路よりずっと時間がかかり、集中力も使います。最近楽しめた一日を、特に似た道なら参考にしましょう。知らない道や、こまめな休憩を好む同乗者と走る日は、さらに余裕を残します。
プランナーの時間は推定として扱います。入力した休憩時間が計算に含まれているか確かめ、到着時刻に昼食が入っていると決めつけないこと。渋滞、迂回、駐車場所探しでも変わります。
昼食を急ぎ、休まず走らないと収まらないなら、一区間を外します。一番走りたい部分を残し、その前後の移動を簡単にしましょう。出発が遅れたら走る量を減らします。道中で時間を取り戻そうとしないことです。
休憩場所と短く帰れる道を用意する
全部を目的地まで我慢せず、休みたくなる場所に休憩を置きます。昼食まで遠いなら、その手前でバイクを降りられる場所を探しましょう。入れる入口があり、駐車を認められた場所を選びます。交通量の多い道の横に点が一つあるだけでは足りません。
給油は普段の実際の航続距離を基準に、迂回する余裕を残して計画します。頼りにする給油所は営業時間を調べ、特に市街地を離れるなら、ほかの候補も把握しましょう。電動バイクなら適切な充電休憩も一日に組み込みます。一緒に走るときの共通の休憩は、実用上の航続距離が最も短いバイクに合わせます。
ルートを短くできる、分かりやすい場所を一つ選びます。たとえば昼食後に通る町で、幹線道路なら帰宅でき、長いコースなら再び山へ向かう場所です。計画時にその直帰ルートを保存するか確認しておきます。二つの選択肢が分かれる交差点を把握し、適切な場所で停車して決めましょう。
短い道にも、同じ路面、通行可否、天候の確認が必要です。疲れていたり条件が悪化していたりすれば、どちらかを進むより、走行をやめるほうがよい場合もあります。
日帰りルートを組み立てる例
山に近い町から、土曜の午前半ばから夕方まで出かけるとします。ゆったりカーブを楽しめる道を走り、貯水湖のそばで昼食を取りたい。ここでのルートと数値は架空の例です。
最初の提案は240kmの周回ルートです。貯水湖には行けますが、往路で農道をあちこち通り、昼食後にはもう一本の尾根道も加わっています。詳しく見ると、増えたカーブは自分が走りたかった道とは違うと分かりました。
そこで三つ変えます。
- 町からは直通の幹線道路を使います。郊外を複雑に巡らず、走りたい地域へ向かえます。
- 貯水湖までの幅に余裕のある山道は残します。短い谷沿いの道を選ばれないよう、その道路上に地点を追加します。昼食場所はカフェの実際の駐車場入口に設定し、営業時間を確認します。
- 二本目の尾根道は追加の選択肢にします。昼食後の町には給油所と直帰ルートがあります。尾根道は主計画から外し、その町で決められる延長案として保存します。
変更後の主ルートは約180kmで、例としての推定走行時間は3時間半です。このライダーの一日には、きちんとした昼食、展望場所、早めの休憩を入れる余裕ができます。この数値は推奨距離ではありません。大切なのは、この人が走りたい道へ使う時間が増えたことです。
昼食後に直帰しても、その日の主な楽しみは失いません。さらに走る時間と元気があり、条件もよければ尾根道を選べます。そこを完走しないと成立しない一日にはしません。
ナビが実際に案内する道を確認する
保存前に、選んだ地点間のルート線を最初から最後までたどります。意外なUターン、重複する区間、脇道への小さな寄り道がないか見ましょう。交差点や上下線の分かれた道の近くのピンは拡大します。反対車線や隣の進入路に置いた点が、思わぬ遠回りを作ることがあります。
プランナーの地点の種類を、意図して使い分けます。Kurvigerの用語では、via pointは訪ねたい場所、shaping pointは選んだ道路へルートを導く点です。ほかのアプリでは名称や扱いが違うこともあるので、すべての点が昼食場所のように動作すると考える前に説明を確認しましょう。
完成したルートを、実際に使うスマートフォンやナビで開きます。別のシステムへ移すなら、特に景色を楽しむ区間と各休憩場所への進入路について、実際の道路の線を比べます。Kurvigerの書き出しガイドは、地図、設定、経路計算の違いで結果が変わる理由を説明しています。読み込みが成功しただけでは、選んだ道が保たれた証明になりません。
元の計画は残しておきます。GPXの天気確認ガイドは完成したルートの予報を調べる方法を、ナビの予備計画ガイドは通信やスマートフォンが使えなくなったときの備えを紹介しています。
帰り道にも同じだけ気を配る
出発前には、一日の最後も最初と同じくらい丁寧に見ます。混む町を都合の悪い時間に通らないか。帰り道が、自分の走りたい明るい時間に無理なく収まるでしょうか。暗くなる前に終えたいなら、日没ぴったりの到着を狙わず、遅れの余裕を残します。
往路と復路の両方で、実際に走る時間に合わせて公式の気象警報と沿道の予報を確認します。昼食に使う時間も含めましょう。行き帰りの天気ガイドは復路を別に調べる方法を、ルート沿いの天気確認ガイドは途中で見るべき点を説明しています。
出かけてから一日の様子が変わったら、休憩で残りのルートを考え直します。カフェでもう少し過ごしたい、次の山が雲に隠れている、もう十分走ったと感じることもあるでしょう。楽しかった部分を大切にし、追加の区間はまた今度にしましょう。